前作、”ジェイソン流お金の増やし方”を読んで、貯蓄について学んだことから次は
稼ぎ方の話。文章が簡易ですらすらと読めることもグッド!
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母数が少ないジャンルで勝率を上げる
就職活動、転職活動、会社での昇進、副業を進めていくなかで重要なこと、
それは母数が少ないジャンルを攻めること。
エクセル、ワードなどのOfficeは現代のビジネスマンには必須のスキルとなるが、
このスキルを磨いて会社で1番になれるか?いや、同様に使い続けている人が多い環境では
競合する人の数(母数)が多すぎて勝負にならない。
また、会社外の副業でOfficeの講座をWeb講座で実施して集客しようと考えたところで
すでに多くの専門家ではびこっている環境では埋もれてしまうだろう。
では、PowerBIを用いた分析スキルを磨くとなると
どうだろう。おそらく、古臭い風習がある企業ほどこのスキルを扱える人は少数になり、
1番になれる可能性が出てくる。
このように、自分が評価されるような母数が少ないスキルを身につけることが重要となってくるよう。
ビジネスを成功させるために役に立たないものは捨てるが1番の近道
過去のやり方にとらわれて(または会社のルール等で強いられて)、役に立たないものを
いまだに使っている仕事は多くある。例えば年齢だけ重ねて、コストを考えずに勝手な仕事する
使えないおっさんとか(笑)
この見出しことを頭に入れながら、仕事に取り組むことでよりよい成功が掴める。
いるもの・いらないものを判断する能力をつけなさいとこの本でも書かれていたが、
その能力をつけるにも経験が大事。失敗することの方が多くて当たり前。
もし、周囲の同意を得ないと変えられないような役に立たないルールを無くすには
どうするか。それは数字を集めて論理的に説明すること。
この本で見るまでに実績があったことから、納得の一文。
私が2015年に入社する前から少なくとも10年は設計書を決まった方式で3部に分けて
作成するルールがあった。しかし、各ドキュメントのデザインレビューを実施しないと
いけないことと、管理するドキュメントが増えることはデメリットしかないと感じ、
3部ー>1部にすることを課内で提案した。
一定数の「昔からのやり方だから変えてはいけない」という反対意見があったが、
これまで100時間かかっていた設計作業が20時間減でき、担当者が10人いると200時間減らし、
設計作業に支障がない(むしろ品質が上がる)ことを説明すると一蹴することができた。
論理的な説明が理にかなっていたら、どんなベテランも反論の余地がないということだ。
相手が納得できるように考えて説明する
説明することでより理解が深まるということを、学生時代も何度か耳にしていた。
勉学における技法と思っていたがどうやらビジネスでも有用とのことだ。
納得できるように常に考えて説明することを心がけることで、自分自身の仕事への理解度も深まる。
正直、物事をすべて具体的に理解しなくても抽象的に理解したほうがスピーディであるが、
一緒に仕事する人には納得を与えることで、共通認識を持つことができその仕事の成果が倍増することもある。
仕事がうまくいかなかったら、取り組んだ方法とその敗因+違うアイデアを出して解決を図る
なにかの仕事に期待どおりに達成できないことがあったら、大抵は失敗したことを忘れて別の仕事に取り組む。
このやり方だと3流以下。なぜこの方法だとダメだったのか、じゃあ次はあの方法でやってみたら期待通りの結果に
なるのでは?と常に考えることが大事だと感じる。私は特に上位者からコテンパンにダメ出しされたときに、
くっそ見返してやるという気持ちになる。ダメ出しの内容もメモを取らないが細かく覚えていて、そのダメ出しが出ない
ために相手が欲しがっていることが何かを考える。ある会議のダメ出しでは、なぜこんなに高額の見積もりになるのかが
わからない、根拠を出せとシンプルな内容であった。類似のテーマで会議を実施した際は、前回のダメ出しで相手方が
欲しがっていた根拠つまりデータを過去の実績も加えて示してみたら、見積もりの高さについては指摘がなかった。
別のダメ出しはあったが(笑)ダメ出しの内容が抽象的な場合もあるが、そこは違うアイデアを提示して相手の反応を
みてみること。違うダメ出しを受けれればそのアイデアは成功と捉えてOK。
1つの質問に対して5つ以上の答えで返す
この内容は衝撃だった。なに?5つ以上?そんなに出せへんわっと
素では考えた。よく読んでみると、正しくなくてもよくて、その答えの理由を説明できれば
よいとのこと。アメリカの教育で用いられる手法のようだが、日本の教育ではない手法。
これを日本でやったら仲間外れにされることが想像に容易いが、それが日本がイケてないところとも
感じる。確かに1つの質問に対して、答えは1つしかありませんって思考停止もいいところやんな。
頭をちゃんと使って、別の方法を考えろってことですね。
おかげで研修で何か質問ありますか?と聞かれると、こういうやり方でもうまくできると思いますが
いかがでしょう?という質問を必ずするようになった。研修講師は嫌な顔せずに答えてくれるので
ビジネスの世界になると豊富な発想が大事だと体感した。